NEDOディープテック・スタートアップ支援事業（DTSU）
データ収集日時: 2025年6月13日
NEDOディープテック・スタートアップ支援事業（DTSU）
データ収集日時: 2025年6月13日
概要
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）が実施する、ディープテックを活用したスタートアップ企業の研究開発・事業化を支援する助成事業です。最大2億円の助成金と専門家によるハンズオン支援を提供し、革新的技術の社会実装を加速させます。
対象者
支援対象企業
- 設立年数: 設立10年以内のスタートアップ企業
- 技術要件: ディープテック（AI、バイオ、ロボティクス、新素材等）を活用
- 事業段階: シード〜アーリー期の企業
- 法人格: 株式会社または研究開発型NPO法人
特別枠
- 大学発スタートアップ枠: 大学等の研究成果を活用（助成率優遇）
- 女性起業家枠: 代表者が女性の場合（追加支援あり）
- 地方創生枠: 地方に本社を置く企業（交通費等支援）
補助内容
助成金額・率
- 基本助成: 最大2億円（2年間）
- 助成率:
- 通常: 2/3以内
- 大学発スタートアップ: 3/4以内
- 創業3年未満: 4/5以内
支援内容
- 資金支援
- 研究開発費（人件費、材料費、外注費等）
- 実証実験費用
- 知財関連費用
-
国際展開費用
-
ハンズオン支援
- 専任メンターによる伴走支援
- 技術アドバイザーの派遣
- ビジネスマッチング支援
-
ピッチトレーニング
-
ネットワーキング
- NEDO認定スタートアップコミュニティへの参加
- 大手企業とのマッチングイベント
- 海外展開支援（シリコンバレー等）
申請条件
必須要件
- 日本国内に本社を有すること
- ディープテック分野での事業計画を有すること
- 直近決算で債務超過でないこと（創業3年未満は除く）
- 反社会的勢力と関係がないこと
技術要件
- 特許または特許出願中の技術を保有
- 技術の新規性・革新性が認められること
- 社会課題解決への貢献が期待できること
申請プロセス
申請スケジュール
- 公募期間: 年2回（4月、10月）
- 書類審査: 公募締切後1ヶ月
- プレゼン審査: 書類通過後2週間以内
- 採択通知: プレゼン審査後2週間
- 交付決定: 採択後1ヶ月
必要書類
- 事業計画書（指定フォーマット）
- 技術説明資料
- 財務諸表（創業3年未満は事業計画）
- 知財関連資料
- チーム経歴書
審査基準
- 技術評価（40%）
- 新規性・革新性
- 実現可能性
-
知財戦略
-
事業評価（30%）
- 市場規模・成長性
- ビジネスモデル
-
競争優位性
-
チーム評価（20%）
- 経営陣の経験・実績
- 技術陣の専門性
-
外部アドバイザー
-
社会的インパクト（10%）
- SDGs貢献度
- 社会課題解決力
成功事例
事例1: AI創薬スタートアップA社
- 助成額: 1.5億円
- 成果: 創薬期間を1/3に短縮する技術開発
- 現在: シリーズB調達完了、大手製薬企業と提携
事例2: 次世代電池開発B社
- 助成額: 2億円
- 成果: 全固体電池の量産技術確立
- 現在: IPO準備中、海外展開開始
事例3: バイオ素材C社
- 助成額: 1億円
- 成果: プラスチック代替素材の開発
- 現在: 大手メーカー10社以上と取引開始
よくある質問
Q: 他の補助金との併用は可能ですか？
A: 原則可能ですが、同一費用の重複計上は不可。事前相談を推奨。
Q: 海外法人の日本子会社は対象になりますか？
A: 日本法人として3年以上の実績があれば対象。ただし助成率は通常枠。
Q: VCからの出資を受けていても申請できますか？
A: 可能です。むしろ外部評価の証として加点要素となります。
Q: 不採択の場合、再申請は可能ですか？
A: 可能です。フィードバックを基に改善して次回公募に申請できます。
問い合わせ先
NEDO イノベーション推進部 スタートアップ支援グループ
- 電話: 044-520-5173
- メール: [email protected]
- 住所: 〒212-8554 神奈川県川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー20階
- 受付時間: 平日 10:00-12:00、13:00-17:00
オンライン相談窓口
- URL: https://www.nedo.go.jp/startup-consultation
- 事前予約制（1回30分まで無料）
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